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(患者を生きる:708)
ロービジョンケア 情報編
残った機能生かし、生活の質向上


[本文]
黄斑変性症は、05年度の厚生労働省研究事業の報告では、視覚障害の原因の9%を占めると推計されている。最近、増加傾向にあり、特に75歳以上の高齢者では、緑内障(50%)に次いで2位(24%)となっている。

進行が速く、新生血管からの出血などで急激に悪化する滲出(しんしゅつ)型の加齢黄斑変性症の治療では、光線力学的療法(PDT)が行われる。新生血管が黄斑中央の中心窩(か)以外にできた場合は、レーザー光凝固術を行うこともある。また、抗がん剤のアバスチン(商品名)を改良した新薬が米国などでは承認されていて、国内でも現在、承認申請中だ。

こうした病気やけがで一度傷ついた組織は元には戻らず、視力は回復しない。

駿河台日本大学病院(東京都千代田区)の藤田京子医師(眼科)によると、字が読めない、他人の顔が分からない、などが理由で引きこもりがちになったり、抑うつ状態になったりする人も多いという。「
生活の質(QOL)を高めるには、残された視機能を生かすためのロービジョンケアが欠かせない」と話す。

ロービジョンとは様々な「見えにくさ」を抱える人をさし、身体障害者福祉法の視覚障害者に当てはまらない人たちも含まれる。

黄斑変性症のように中心暗点がある場合は拡大鏡など字を大きくする補助具が有効だ。携帯型の拡大読書器も普及してきた。

緑内障や網膜色素変性症など、視野が狭くなっている場合は、縮小レンズを使って一度に見える範囲を大きくする場合もある。まぶしさは遮光メガネやサングラスで軽減する。色のコントラストを強くして、使いやすくした日用品なども開発されている。

それぞれのニーズに合わせた道具を紹介したり、身体障害者手帳の取得など公的福祉サービスを受けられるような支援も重要だ。

最近はロービジョンケア外来を掲げるところも増えている。日本ロービジョン学会や日本眼科医会がホームページに全国の医療機関のリストを掲載している。
眼科医や視能訓練士、歩行訓練士、盲学校関係者などでつくる「神奈川ロービジョンネットワーク」(神奈川県厚木市)の渡辺文治(わたなべぶんじ)さんは、「かつてはこれ以上効果的な治療ができないとなると、そのまま十分なケアがされない例もあったが、本人の生活スタイルに合わせたきめ細かなケアが必要だ」と話す。

(朴琴順)
    
担当記者のブログをアスパラクラブの「aサロン」で、新聞購読者会員向けに掲載しています。

◆ロービジョンケアの情報と相談の窓口
<日本ロービジョン学会>
http://www.jslrr.org/

<日本眼科医会>
http://www.gankaikai.or.jp/lowvision/

<国立身体障害者リハビリテーションセンター病院ロービジョンクリニック>
http://www.rehab.go.jp/hospital/japanese/rb/rb.html
04・2995・3100(内線3618、3611)

<日本ライトハウス視覚障害リハビリテーションセンター>
http://lighthouse.or.jp/
06・6961・5521

<アサクラメガネ>
http://www.asakuramegane.co.jp/

<アイベル>
http://www.eyebell.co.jp/lowvision/


朝日新聞7月13日付け紙面より


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