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(患者を生きる:703)
明日へ
空色の世界:1
視野の中心がゆがんで見える

[本文]
「あれ、あの電線、ゆがんでる」
関東に住む主婦橋本由美(はしもとゆみ)さん(37)=仮名=は3年前の春、車を運転していて、思わず叫んだ。前方の電線が真ん中だけふくらんで見える。

「……私の目が、おかしい?」
 
県内の総合病院に行くと、「左目に出血がありましたが、すでに止まっています。しばらく様子をみましょう」と言われた。

だが、ゆがんで見える場所はやがてシミのように広がり、左目の視野の中心はほとんど見えなくなった。秋には右目の視野にも黒い点のようなものが現れるようになった。

橋本さんはインターネットで調べた。「黄斑変性症」という病名で手が止まった。視野の中心がぼやけたり、ゆがんだりする……。同じ症状だった。加齢によるものが増えているが、若い人もなる、とあった。橋本さんは高校生のころから眼鏡をかけていて、以前、眼科の医師から、目の病気に気をつけたほうがいい、と言われたことを思い出した。

東京都内の総合病院を訪ねた。「強度近視に伴う黄斑変性症で滲出(しんしゅつ)型です」「やっぱり」

黄斑は網膜の中心にあり、視細胞が集中して、ものの形や大きさ、色などを識別する重要な部分だ。黄斑変性症はこの部分に異常が起きる病気で、滲出型は病的な新生血管ができて視細胞を傷つける。血管が破れて出血などを起こすと、急激に視力が低下する。

ステロイドを注射したり、出血を抑える薬をのんだりしたが、症状は変わらなかった。

「光線力学的療法(PDT)をやってみますか」。医師は説明した。04年から加齢性の黄斑変性症に適応された治療法で、光に反応する薬を点滴した後、レーザーを新生血管に照射して進行をくい止める方法だった。

ただ、橋本さんのように強度近視によるものは保険適応外だった。インターネットのブログにそのことを書くと、すぐコメントが入った。「ここで研究治療をやっています」。同じ病気の患者からの情報だった。

05年11月、橋本さんは都内の大学病院で左目にPDTを受けた。施術は20分ほどで終わり、2週間ほどすると、ゆがみは軽くなり、矯正視力も0・3から0・8に上がった。

だが、その後、右目が出血し、さらに左目にも新生血管が出現した。06年6月までに計3回、PDTを受けた。

医師から、「この方法は、あと何度も繰り返せません」と告げられた。(朴琴順)


朝日新聞7月8日付け紙面より
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