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■光線力学的療法(PDT)施術の流れ

PDTのための詳しい冊子を手渡されたのは聖路加国際病院ででした。
治療を受けた患者の20%が視力低下するというリスク、年齢制限がある為対象にならない患者には金銭面のリスクも加わることもあり、受ける決め手がないものと当時思っていた治療法でした。
しかしよくよく聞いてみると視力低下に対するリスクは加齢性のものだし、金銭面においては研究費で行っている大学病院もあるとの事。
その当時聖路加国際病院での治療に限界(現状維持になるかもしれない)を感じていた私は思い切って東京医科歯科大学病院に行くことにしました。
そこで強度近視による血管新生黄斑症に対する光力学療法(PDT)について説明を受け、研究に参加することに同意しました。
PDTに対する理解は頭でわかっていてもはじめてする施術にとまどいはありました。
痛くないのかな、熱かったら嫌だな、施術した直後見えなくなったらどうしよう、などなど不安は増すばかり。
実際PDT冊子には痛くない熱くないと書かれていましたがそんなの書く人によってどうにでもなると思っていましたね(苦笑
受けてみて、痛かったのは点滴をする時だけでしたが・・(3回目でやっとはいったので(血管細くてあざだらけ;

これから受けたいと考えている人に、事前の不安を少しでもなくしてもらおうとPDT施術の一日を詳しく書き綴りたいと思います。


■施術一日の流れ

【15:00】
普通ならはじめてのPDTは2日間の入院が義務つけられていますが、研究費で行うため無駄な費用削減の為か(?)施術後帰宅用に完全防備セット持参でこの時間に予約です。
受付をすませ、呼ばれるまでまったり。

*完全防備セットとは
PDT冊子を手に取ると詳しく書いてありますが、化学反応(日焼け)を起こさないようにするための陽避けです。
つばの大きな帽子・サングラス・マフラーもしくはスカーフ・手袋など。
冬の時期の施術で良かったと思いました(それでもかなりあやしいですね;

【~】
コンタクトをしたまま、視力測定、視野検査、ETDRSチャートの測定。

【~17:15頃】
散瞳~問診・眼底検査・眼圧検査。裸眼で行います。
女医さんによる診察・検査です。
家族構成や家族の強度近視暦、病歴など簡単に質問されました。
眼圧検査は黄色い薬を極少量点眼され機械で測っていました(左14)
【眼底検査】助教授大野先生による眼底検査。
【眼底写真】まぶしいのは何度やっても気分が悪くなります。

【~18:00すぎ】
もう一度散瞳。
目薬を渡され30分ごとに点眼してくださいと言われました。
その目薬をみるとミドリンP。散瞳薬だそうです。
なるほどパッケージも緑色。これなら間違えません。
名前の付け方がケシミンやサカムケア(by小林製薬)などと変わりない!
そんなことを考えながら待ち時間をやりすごしているあたり楽観的。

【~19:00ごろ】
人の少なくなった待合室でぼーっとしていると女医さんがやってきて、さぁいきましょうと連れて行かれました。
どうやらPDT施術室は入院病棟のある階らしく施術室前で用意が出来るまで待たされました。
何の用意に手間取っているのか10分、15分たっても呼ばれません。
おなか減ったなぁと以前空腹中に点滴針を刺され倒れた事を思い出し、持っていたグレープフルーツジュースを一気飲み(笑
どうぞーと呼ばれ壁中真っ黒の部屋に案内されました。

【PDT施術】
まずビスダイン溶液を入れる為の点滴です。これがまた時間かかりました。
というのも血管が細くてあちこちで内出血しています。

今回の治療では漏れがあると副作用に関係あるため、念入りにちくちくちく・・・
あまりに血管が細くて入らないのでバシバシ叩かれて血管を育てるはめに!
叩くと血管って成長するんですね。いや、そこ漏れてますから!あざだらけですよーー;;
ということで、結局右の太い血管から、って最初からそこいきましょうよ!

やっと点滴が入りビスダイン溶液を10分かけて注入。
ビスダイン溶液は受ける患者の体重身長から割り出しますので人によってその量は違います。
注入中なぜか和気藹々の施術室。研究なのだから医学生やら何やらがいっぱい見学にでもくるのかと思いきや、大野先生、島田先生、女医さんのたった3人。
明日宿直なんですよーとか身内の話題炸裂(汗
あははははとつられて笑っていた私の顔はきっとひきつっていたことでしょうよ!

10分かけ注入が終わると秒単位でレーザーをうちます。
熱くなーい、痛くなーい、ただの赤い光だけでしたね。例えるなら赤信号。
きっちり約2分(だったと思う)計って終了。

思った以上に簡単でしたね。
3人の医師の和気藹々モードが効いていたのでしょうか(笑

その後、完全防備(探偵セット)をして帰路につきました。

■効果

PDTを受けてから約2ヶ月たちました。
施術前に起こっていた歪みがかなり改善されています。
視力も、施術前0.3→施術後0.8と思った以上に見えるようになりました。
しかし、出血および新生血管によって起こった損傷部分はそのままです。
この部分は一生背負っていかなければならないものなのでしょうか。
加齢性と違い、回復力に期待できる近視性黄斑変性症ですが、一度損傷した部分までは元通りに戻らないのが現状のようです。

今のところ順調に視力を維持しています。
ただ、またいつ新生血管が発達するやもいえず、そうなると再び施術ということになるでしょう。
加齢性の場合、PDT施術回数、中央値で3回です。


*2006年9月ごろ
左目再発しました。
ですが、すでにその時点で左目PDTが3回していたので4回目は危ないということで断念。
その頃ちょうど年末にはアバスチン治療がはじまる話を聞いていたのでそれまで待つということになりました。

・・が!そこまで待っていられないのが私ですw

ネットで調べ、その時点でアバスチン治療をしている東邦大学医療センター大橋病院へ紹介状なしで駆け込み(紹介状をいただく余裕がなかったのはブログ過去ログで検索してください)現在に至ります。

今思うことは、前向きに進んで(半ば突っ走って?)良かったということでしょうか。

道は切り開くためにあるのです(〃▽〃)
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